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クラウドファンディング

不特定多数のユーザーが資金提供を行い、個人や企業といった提供を受ける側が資金調達に活用するクラウドファンディングでは、資金に対して対価となる商品やサービスが適正に提供されることを前提としており、プラットフォームの運営にもeKYC導入による厳格な本人確認や情報管理はメリットがあります。

一般ユーザーの方へ:
eKYCでクラウドファンディング事業はどう変わる?

クラウドファンディングでは、クラウドファンディング用のWebサイトなど専用プラットフォームを舞台として、資金調達を希望する企業やグループ、個人といったユーザーと、資金を提供する不特定多数のユーザーが相互にメリットを提供し合う協力関係が重要になります。そのためクラウドファンディングのプラットフォームを運営するクラウドファンディング事業者は、両者に対して健全性と信頼性を担保しなければならず、eKYCのようにオンラインで本人確認や情報認証を行えるシステムはサービス品質の安心感や利便性を客観的に示すツールとして有効です。

またユーザーにとっても会員登録手続きや資金提供に関する手続きなどをオンラインで完了できる点はメリットです。

eKYC導入検討している企業様へ:
クラウドファンディングにおけるeKYC事例

クラウドファンディング投資の本人確認業務を効率化

クラウドファンディング型の再生可能エネルギー投資を提供している株式会社リクラウドでは、犯罪収益移転防止法に則った本人確認をオンラインで行うためにeKYCを活用したサービスを導入しています。これにより適法な体制で手続きを行える上、転送不要郵便の発送・追跡といった業務とも連携させているようです。

参照元:ネクスウェイ本人確認サービス(https://ekyc.nexway.co.jp/case/06

オンラインの本人確認導入で合法的に業務負担を軽減

不動産投資クラウドファンディングサイトを運営しているクリアル株式会社では、犯罪収益移転防止法など法律が定めるルールを遵守しつつ、適正な本人確認業務を行えるようにeKYCを活用した外部サービスを導入しています。結果的に情報管理業務の負担が軽減し、人的リソースをマーケティング施策へ注力させるといったマネジメントも合理化しました。

参照元:ネクスウェイ本人確認サービス(https://ekyc.nexway.co.jp/case/03

クラウドファンディング事業にeKYCを導入する
メリット

クラウドファンディングは多様化が進んでおり、現代では特定の商品やサービスを取り扱うだけでなく、収益物件や投資商品などを対象とした投資クラウドファンディングも広がっています。しかし、そもそもクラウドファンディング事業ではプラットフォームの信用を土台として金銭の提供などが行われる上、犯罪収益移転防止法といった法律に則って手続きを行わなければならないといったルールが存在します。

そのためeKYCを導入して各種手続きを効率化しつつ、コンプライアンスにも配慮したサービス体制を構築できることは、事業メリットを考える上でも社会的責任を追及する上でも重要です。

クラウドファンディング事業にeKYCを導入する
リスク

クラウドファンディング事業やそのためのプラットフォームは、不特定多数のユーザーから資金調達や投資を先んじて受けるというシステム上、必然的にシステムやサービス母体への絶対的な信頼性が前提となります。そのためeKYCを導入するとしても、まず利用するシステムやeKYCツールが本当に信頼できるものか事前に厳正な確認を行わなければなりません

また、オンラインで収集した情報に虚偽が混ざっていれば犯罪へつながる恐れもあるため、eKYC導入をして安心するのでなく、事業者として常にリスクマネジメントを考えていくことも必要です。

eKYCの今後の展望

すでに様々なクラウドファンディングのプラットフォームにおいてeKYCの導入や活用が行われており、今後オンラインでの取引や各種サービスが一層に多様化していくと考えられる以上、これからますますクラウドファンディング領域においてもeKYC導入に関連したニーズは高まっていくと考えられるでしょう。しかし、同時に法制度による規制や強化も行われており、常に適法かつ厳格な運用が行えるよう信頼できるeKYCサービスを見極めることが大切です。

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